膣には自浄作用があって、通常は病原菌が膣内に侵入しても感染しにくくなっています。ところが、過労などで抵抗力が落ち、膣に炎症が起きると症状がでます。かゆみの原因としてもっとも多いのは膣カンジダ症ですが、まれに公衆浴場や性行為で感染するトリコモナス膣炎もみられます。
A.膣カンジダ症
カビの一種のカンジダ・アルビカンスが膣に繁殖して起きます。抵抗力が落ちているとき、抗生物質やステロイドを内服しているときに起こりやすい他、性行為でも感染します。強いかゆみと、外陰部の熱感、白いぽろぽろしたおりものが特徴的です。
B.膣トリコモナス症
トリコモナスという原虫の感染によって起こる膣炎で、性行為による感染がほとんどです。外陰部のかゆみと、黄色~緑色の泡状のおりものがでます。
治療
治療は、原因によって膣錠や内服治療、外用薬となります。
下記ページをご覧ください。