巻き爪とは、爪が横方向に大きく曲がり、爪の下の皮膚を巻き込んで丸まってしまった状態です。
陥入爪とは、爪の端が皮膚に食い込むことで炎症を繰り返している状態のことです。
両方が合併していることもあります。どちらも深爪や、合わない靴の着用が原因となることが多く、爪水虫が原因の場合もあります。巻き爪は、浮き指、寝たきり状態が続くことなどにより、足の指に体重が掛からないことで生じることもあります。
治療
まずは正しい爪の切り方を覚えること、足に合った靴の選択、爪が当たる部分の保護を行います。
症状がなかなか改善しない場合は、食い込んでいる爪が生えなくなるように手術をします。当院ではフェノール法を手術治療の第一選択肢としています。キズを作ることがなく、比較的負担の少ない手術法ですが、4人に1人程度再発する可能性があります。再発した場合は、他の手術法の選択を検討します。
また、保険診療外の治療となりますが、爪の状態によっては、ワイヤーを使用して食い込みを和らげる治療を検討することも可能です。