漢方薬は東洋医学として用いる粉薬です。東洋医学は、心身一如(しんしんいちじょ)、つまり心と身体を総合的に捉え、身体の全体的なバランスを図っていきます。漢方は、複合成分で、複数の生薬を組み合わせた天然品が用いられます。複合成分であるため、作用機序を解明しづらいものの、作用はマイルドで副作用も少ないという特徴があります。
A.当帰芍薬散
生理痛、生理不順、貧血症状に用います。
B.桂枝茯苓丸料
更年期障害による中心ののぼせに用います。
C.加味逍遙散
月経前症候群としてのイライラ、更年期障害によるイライラやめまいに用います。
D.五苓散
月経前症候群や更年期障害による頭痛やめまい、むくみに用います。
E.芍薬甘草湯
生理痛に頓服として用います。
気になる副作用
複数の生薬がまざった粉薬となるため胃腸に負担がかかる場合があります。漢方服用開始後に胃腸の不調を感じる場合は中止したほうがよいでしょう。肝機能障害がまれな副作用としてあげられますので年1回肝機能をみる採血が必要です。
オンライン診療対応
漢方については初診からオンライン診療での対応が可能です。
ビデオチャットまたは、メッセージチャットを用いた診療のあと、ご自宅にお薬を郵送いたします。支払いは予約の際に登録するクレジットカードより決済いたします。郵送は原則ポスト投函のクリックポストを利用しますので、受け取りサインは不要です。
オンラインシステム利用料220円と送料330円が必要です。
是非便利なオンライン診療をご利用ください。
オンライン診療をフル活用した婦人科診療について
当院では、更年期障害の相談や治療、避妊や生理痛改善を目的としたピルの処方について、以下の理由から積極的にオンライン診療を推奨しています。
- お薬を切らさずに継続することで治療効果が維持される
- 中断・再開を繰り返すことでおきる、治療開始時のマイナートラブルを避ける
- リラックスして診療を受けることで、症状についての疎通がより深まる
予約枠は通常診療と同じ時間帯にてご用意しておりますので、どうぞご利用ください。
注)検査が必要な場合は別途来院して頂く必要がございます。