汗の量が特に多く、日常生活に支障をきたす状態を多汗症、と呼びます。
当院では汗の量が多くなる原因となる病気や障害がないのにもかかわらず、多量のわき汗に困る状態(原発性腋窩多汗症)の、12歳以上の患者さんに対して外用剤(エクロックゲル®、ラピフォートワイプ®)の処方を行っています。
治療
エクロックゲル®、ラピフォートワイプ®は汗を出す指令をブロックする働きのある薬剤です。
使用禁忌となる疾患があります。詳細は診察時にご説明いたします。
当院では腋窩多汗症に対し、A型ボツリヌス毒素注入療法も行っておりますが、健康保険適応外の治療となります。
重度の腋窩多汗症に対しては、健康保険の適応となるA型ボツリヌス毒素注入療法も存在しますが、限られた診療時間内で、健康保険の適応、適応外を適切に判断することは困難な場合があるため、当院では健康保険適応のA型ボツリヌス毒素注入療法は行っておりません。