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コラーゲンピール形成外科・美容皮膚科(自費診療)

A.グリコール酸ピーリングとの違い

グリコール酸やサリチル酸を用いたケミカルピーリングは、不要な角質を除去し、皮膚のターンオーバー(生まれ変わり)を促進させるトリートメントです。皮膚表面のざらつき、くすみ、ニキビに対して高い効果を発揮します。

一方、コラーゲンピールは真皮(皮膚の深部)に存在する線維芽細胞を刺激して、コラーゲンの産生を促すトリートメントです。年齢を重ね、紫外線・摩擦などの外的刺激によって傷ついた皮膚を、深部から再生する効果があります。

B.コラーゲンピールの特徴

コラーゲンピール(マッサージピールとも言われます)に使用される薬剤はPRX-T33™️です。イタリアで開発された薬剤で、医療機器CEマーク(※1)を取得しています。日本の薬事承認は受けていません(※2)が、主成分であるトリクロロ酢酸(TCA)を皮膚に外用した際に、新しいコラーゲンの形成が誘導される機序を特定した、と2012年に発表したのは日本の研究グループです。

PRX-T33™️は33%と高濃度のTCA、低濃度過酸化水素水、5%のコウジ酸が配合されています。

TCAは皮膚の深部に作用してコラーゲンの増生を促すため、効果が高いピーリング剤ではあるものの、強い炎症作用によって引き起こされる、赤みやかさぶたの出現などの副反応が長引くため、敬遠されてきました。PRX-T33™️は薬剤の配合を工夫したことにより、TCAによるダウンタイムを最小限に留めた製剤です。

配合成分である薬剤の作用

表皮 真皮
TCA ターンオーバーの促進 線維芽細胞の活性化
コラーゲン増生
過酸化水素水 表皮の保護 炎症反応の抑制
コラーゲン増生
コウジ酸 炎症後色素沈着の予防
メラニン生成の抑制
(―)
PRX-T33™️の作用

コラーゲンピールは

治療後の経過

2~3週間おきに5回の治療が1クールの目安です。その後はメンテナンスとして1~2ヵ月に1回の治療をお勧めしています。

注意点

a) トレチノインやニキビ治療薬(ベピオゲル・ベピオローション・ディフェリンゲル・デュアック配合ゲル・エピデュオゲル)を使用している場合は、治療前後1週間は使用を中止してください

b) 下記に当てはまる場合は事前にご相談ください。
・配合成分に対する過敏症 ・妊娠中 ・授乳中 ・治療希望部位の皮膚炎
・脂漏性皮膚炎 ・ヘルペス罹患部 ・日光過敏症
・アートメイク(色が薄くなることがあります)

c) 効果には個人差があります。

d) 治療後に異変を感じた場合は、早めにご連絡ください。

起こりうるリスク

・施術中にピリピリ感を感じることがあります。我慢ができないほどの刺激を感じる場合はお声かけください。
・皮膚の状態により赤みや刺激症状が出現することもありますが、通常は1~2日で改善します。
・数日後に薄皮が剥けることがあります
・直径1~2㎜の白い丘疹(白いぶつぶつ)が出現することがあります
・赤みや皮膚剥けが生じた場合は、保湿・遮光して様子を見ていただきますが、悪化する場合は早めにご連絡ください。

(※1)CEマーク:欧州連合(EU)で、安全基準条件を満たした医療機器であることを証明するマークです。製品を皮内注射に用いた場合に安全であると承認されています。

(※2) PRX-T33™️は、医薬品医療機器等法(薬機法)の上では未承認医療機器です。日本国内に同等の効果が期待できる承認機器は存在しません。製剤は医師が個人輸入したものです。

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