辛いかゆみや痛み、不快なおりものを伴う炎症ですが、原因菌に効果のある薬を使用すれば速やかに症状の改善がみられることがほとんどです。
A.膣カンジダ症
抗真菌剤の膣錠と外用薬を使用します。膣錠は1度いれると数日間効果が持続するものを使用します。難治性の場合内服治療も検討します。
B.膣トリコモナス症
10日間の内服治療が原則です。
C.細菌性膣炎
膣錠を1週間ほどご自身で挿入していただきます。
D.萎縮性膣炎
女性ホルモンの膣錠を数日間使用します。
E.ヘルペス
5日間の内服治療と外用薬で治療します。年6回以上の再発がみられた場合、再発抑制療法(毎日に内服を続けて再発を予防する方法)が適応となります。