陰部のできものでよくあるご心配
- 「はずかしい」
→女性の医師ひとりで診療していますので安心してご来院ください。 - 「婦人科でいいのかわからない」
→当院は婦人科と形成外科と両方あるクリニックです。
ひとまず婦人科を受診してください。 - 「病気なのかわからないけど受診していいのかな」
→いざ自分で見てみたときに、これができものなのか?正常なのか?前からあるものなのか?ということはよくあります。不安に思えば受診してください。
診てもらうととても安心できる場合が多いです。

よくある陰部のできもの
性器ヘルペス
単純ヘルペスウイルスによるできものです。
膣周辺や恥骨部分、肛門周辺に痛みやかゆみを伴う水疱(水ぶくれ)や潰瘍(皮膚のめくれ)ができます。性的接触で感染している場合もありますが、接触に気づかないことも多く、免疫力が落ちた時に発症する場合も多くあります。初めて発症するときは痛みが強く発熱を伴うことがあり大変つらいものです。再発を繰り返すことも多く悩まされます。
見た目の診断が難しい場合もありますが、あやしい病変があれば表面をこする検査で確定診断が可能です。
もっとも悩ましいのはわずかな痛みのみで、皮膚に病変がない場合です。数日の経過であきらかな皮膚変化がでてきて診断がつくことも多いです。
治療
検査や症状から診断がついたら、原則抗ウイルス剤を1日2回5日間服用します。塗り薬は痛みをとる目的で処方することがあります。初めての発症の場合、5日間の服用後に痂皮化(水疱や潰瘍が正常の皮膚に覆われること)していない場合は追加処方を検討します。再発の場合は5日間の内服で終了です。
年6回以上の再発が通院で診断された場合には、再発抑制療法の適応があり、毎日1回抗ウイルス剤を服用して再発予防を試みることが可能です。

尖形コンジローマ
ヒトパピローマウイルスが原因でイボが多発する性感染症です。
主に性的接触で感染し、膣や肛門のまわりおにイボができて、数が増えたり集まって大きくなることもあります。かゆみや痛みはあまり伴いません。
特徴的な見た目の診断のほか、局所麻酔下にイボの一部を切除し組織検査を行うことで病理診断が可能です。
治療
治療のひとつは外用薬です。週3回、患部に塗るクリームですが、かぶれやすいので、夜就寝前に塗って朝洗い流す必要があります。はやいと2週ほどで効果がみられますが、3ヶ月ほど治療までにかかる場合もあります。
外用の効果が期待できない場合は、局所麻酔下に電気メスで焼灼する治療を行います。焼灼する治療なので、一時的に皮膚がめくれた火傷のような状態になりますが、通常は2週間ほどで正常皮膚に覆われ痛みがとれてきます。
いずれの治療も表面的にイボが消えても体内にはウイルスが潜んでいるので、半年間は再発してこないか経過観察が必要となります。予防にはHPVワクチン接種が有効ですが、当院では接種をおこなっておりません。

軟線維腫
皮膚ポリープ状に突出する良性のイボです。危険なものではありませんが、陰部できるものは下着でこすれて邪魔になりますし、出血の原因にもなるので、希望のかたには切除を行います。
原因はわかっていませんが、加齢や衣服とのこすれも誘因のひとつと考えられます。
くびれがあって自分でもとれそうな感じがしますが、自分で切ると出血や感染のリスクもありますし、根本からとれないとすぐ再発してのびてきてしまうので、医療機関での切除をおすすめします。
治療
局所麻酔をしたうで切除します。切除部分は数針縫合が必要になることがおいです。とける糸で縫合しますが、残る場合は2週間後くらいに抜糸します。
摘出したイボは確定診断のために組織検査に提出します。軟線維腫とおもったらコンジローマだったとこともまれにあります。

粉瘤
皮膚の下の袋の中に分泌物がかたまってできる良性の皮下腫瘍です。自然に消えることはなく、中身が増えて大きくなったり、炎症を起こして赤く腫れることがあります。
陰部は分泌物が多いので粉瘤もできやすい部分です。
治療
炎症が起きている場合はまずは抗生物質の内服治療を行います。その後婦人科での治療は、局所麻酔のうえで、表面を切開して中身を出すまでの対応になります。袋は残りますので、また再発してしまいます。
根治を目指すには形成外科で袋ごとの摘出が必要になります。この摘出術は炎症がおきてないタイミングで行う必要があります。当院は婦人科も形成外科も専門医がいるクリニックなので患者さんの状況に合わせて治療を相談することができます。

被角血管腫
皮膚の表面の毛細血管が拡張して盛り上がってできる数ミリの小さな表面が赤紫色の良性腫瘍です。痛みもなく放置で構いませんが、陰部にできるものは擦れるのたびたび出血を起こす場合があります。
多数になると、見た目にも気になるものですし、大きいものはこすれて出血が起こることがあります。それをきっかけに焼灼を希望される方が多いです。
また、脱毛をした結果、目につくようになり処置に踏み切るかたも多くいらっしゃいます。
治療
当院では電気メスでの焼灼が可能です。局所麻酔下に処置を行います。焼灼なので、一時的に火傷のように皮膚がめくれた状態になりますが、2週間ほどで正常の皮膚に覆われます。その時点であきらかなものは焼灼しますが、小さいものは焼灼しきれないため、経過をみて追加焼灼します。
予防は難しいですが、あまりに広範囲になると麻酔の痛みも広くなるので数個のうちから対応するのもおすすめです。電気メスの焼灼は婦人科で行うことができます
以下の動画では、外陰部の「かゆみ」や「できもの」で、当院で治療できる症状・治療できない症状を詳しく解説しています。
オンライン性病治療(ヘルペス、クラミジア、カンジダの投薬)
医療機関を受診または、自己採取の検査で、診断がついている方への投薬治療をオンライン診療で行います。
| 対象疾患 | 外陰ヘルペス、クラミジア感染症、外陰膣カンジダ症 |
|---|---|
| お薬 | ヘルペスとクラミジアについては内服薬を郵送します。 カンジダについては膣錠と外用薬を郵送します。 |
| 処方日数 | 診療ガイドラインで認められている範囲に限られます。 |
なお、ヘルペス再発抑制療法については、1年に6回以上の再発の診断がついている方に限り、処方箋郵送で対応可能ですので、問診の際にご相談ください。
オンライン診療の6つの特徴
1.産婦人科専門医が診察し直接相談にお答えします
2.ビデオ通話での相談・診察・処方が可能です。
3.お薬はご自宅のポストに直接届きます。
4.土曜午後・日曜も診療しています。
5.気になることは専用メールで、先生に直接相談できます。
6.遠方のかたの相談多数。
検査が必要な場合は、当院へお越しいただいても、お近くのかかりつけを受診されても大丈夫です。
是非便利なオンライン診療をご利用ください。
オンライン診療の流れ

予約(保険証、クレジットカードの登録)
こちらの予約サイトからご予約下さい。
予約枠は通常診療と同じ時間帯にてご用意しております。(婦人科は祝日もOKです)
※検査を受けていただく必要がある場合は、当院へお越しいただいても、お近くのかかりつけ医を受診されても問題ありません。

当日予約時間に、オンライン診療専用アプリ(melmo)を立ち上げ、接続してお待ちください。
ビデオと音声接続をオンにしてお待ちください。同じ予約枠に複数の患者さんがお待ちですが、接続が確認できている方から診察が開始されます。

アプリ経由で、診察呼び出し通知が入ります。
30分の予約枠の中で、診察の通知が入ります。事前に問診票で状況が十分把握できると、より診療がスムーズにすすみます。

診察
ビデオ通話で診察を行います。万が一インターネットの不調で通信が切れてしまった場合は、すぐにお電話いたしますのでご安心ください。
オンライン診療専用アプリ(melmo)のメッセージチャットでの診察も可能です。

決済
予約の際に登録いただいたクレジットカードで決済します。
※診察代・薬剤代などの他に、別途オンラインシステム利用料550円と送料550円が必要です。

お薬のお届け
アプリに登録いただいたご住所宛にお薬を直送します。
ポスト投函なので、受け取りのサインは不要です。
是非便利なオンライン診療をご利用ください。
オンライン診療をフル活用した婦人科診療について
当院では、以下の理由から積極的にオンライン診療を推奨しています。
- お薬を切らさずに継続することで治療効果が維持される
- 中断・再開を繰り返すことでおきる、治療開始時のマイナートラブルを避ける
- リラックスして診療を受けることで、症状についての疎通がより深まる