- Q
- 陰部にできものができて痛みます。どうすればいいですか?
- A
-
痛みのあるできものは、ヘルペスやおできのことが多いです。まずは婦人科を受診してください。視診の様子や専用の検査キットで診断して治療します。
- Q
- ヘルペスができました。家族にうつりますか?
- A
-
洗濯物を一緒に洗ったり、お風呂でうつることはありません。タオルの共有と性交渉は感染源となるので気を付けましょう。痛みが取れていればうつる心配はありません。
- Q
- できものが何年も前からあり、大きくなってきたようです。
- A
-
婦人科で切除できるのは、軟線維腫といった茎のあるできものです。こすれて邪魔な場合は局所麻酔の上で切除しますので、まずは一度受診してください。
- Q
- 陰部にイボができ増えてきたようです。
- A
-
鶏冠状のものはコンジローマの疑いがあります。局所麻酔の上で組織の一部を採って診断します。治療には外用薬の塗布や電気メスでの焼灼で対応します。
- Q
- 陰部のできものは梅毒の可能性もあると聞きました。
- A
-
梅毒の初期症状としてできものが挙げられますが、視診での診断は大変難しいです。できものができて性病が心配な場合は、念のため梅毒反応を調べる血液検査をお勧めします。
- Q
- コンジローマは再発しますか?
- A
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コンジローマはウイルスによるイボです。体内に潜んだウイルスにより再発してくることがあるので、治療後半年間は経過観察が必要です。
- Q
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コンジローマからがんになることはありますか?
- A
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コンジローマの原因となるヒトパピローマウイルスは、子宮頸がん、外陰がんの原因にもなります。定期的に子宮頸がんの検査を受けることが大切です。
- Q
- 外用薬以外のコンジローマの治療もしてもらえますか?
- A
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外陰部の場合は、局所麻酔の上で電気メスによる焼灼を行います。子宮膣部の病変では、切除で出血が多くなることがありますので、総合病院に紹介します。
- Q
- ヘルペスは再発しますか?
- A
-
免疫力が低下すると、繰り返し再発することがあります。診察で年6回以上の再発を確認した場合は、再発抑制療法を受けることができます。
- Q
- おできが繰り返しできます。
- A
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こすれやすい外陰は、おできの再発を防ぐのが難しい場所です。下着のあたる鼡径部(足の付け根)や小陰唇の内側にはおできが繰り返しできやすく、痛みのある急性期は抗生剤の服用で対応します。粉瘤については袋の切除による根治が期待できますので、形成外科や皮膚科で相談してください。