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症状:生理の量が多い婦人科

1回の生理の経血量はだいたい50~60g(ナプキン20枚程度)が標準とされ、量が150g以上(ナプキン60枚以上)の場合を過多月経といいます。重さや枚数を量ることは実際にはないのですが、ナプキンが1時間以上もたなかったり、昼間に夜用ナプキンを使ってももれてしまうほど多い出血があり、レバー上のかたまりが出る場合を過多月経と考えます。日数が8日以上続く過長月経を伴うことが多いです。

10歳代の女性の場合は、ホルモンのはたらきが整っていないために起こることがほとんどです。30歳代~40歳代で起こる場合は、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症などの病気によって子宮内膜の面積が大きくなって出血量が増えることが原因として考えられます。

A.子宮筋腫

子宮を作る筋肉細胞が女性ホルモン(エストロゲン)の影響を受けて増大することで形成され、日本では成人女性の5人に1人に存在するといわれています。 症状は、筋腫の大きさや個数、発生部位により異なりますが、生理痛や過多月経の原因となります。

B.子宮内膜症

子宮内膜が子宮の外(卵巣表面や骨盤内)に飛び、女性ホルモン(エストロゲン)の影響を受けて毎月の生理に合わせ増殖と剥離を繰り返すことで子宮内膜症の病巣が形成されます。 骨盤内で癒着を起こし、生理痛のみならず生理以外での腹痛や腰痛の原因になります。性交痛や排便痛を起こしたり、不妊の原因のひとつになることもあります。生理のたびに病巣が少しずつひろがり、回を重ねるごとに生理痛がしだいに強くなっていくのも特徴的です。

C.子宮腺筋症

子宮の内膜組織が、子宮筋層にもぐりこんでしまった状態です。病気が進行するにつれ、子宮の壁が徐々に分厚く硬くなり、子宮自体も大きくなります。30歳代後半から40歳代の人に多く発生します。激しい生理痛と、月経量の多さが特徴的です。

治療

治療として、低用量ピルの他、生理を止める治療(注射や黄体ホルモン製剤)をご提案できます。
下記ページをご参照ください。